さあ、万座温泉【 湯の花旅館 】から、帰ってまいりましたよ!
下界は暑い!
万座は日中でも20度ちょっとでした。夜は布団をかけて寝ましたよ。
さて、万座の宿のレポートの続きです。
昨日書いたように、私がこの宿に興味を持ったのはTV東京の「日本ボロ宿紀行」を見たからです。
実際に行ってみると、正直ボロい…
廊下がところどころ傾いています。
部屋の床の間の下に隙間ができているので、新聞紙が折りたたんで詰められています。
でも、温泉の質は最高です。
万座の源泉はすごく高温なので、水で薄めているところがほとんどですが、この宿は浴室の外部に樋を掛けて、ゆっくり流すことで温度を下げているようです。さらに「サルノコシカケ」を温泉に浸して漢方効果も狙っているそうです。
びっくりしたのは、8割方部屋が埋まっています。
夏休みに入ったせいでしょうか。
半自炊で宿泊しているのは、どうせ私くらいだろうと思っていたら、なんと他にも2組ほど半自炊のお客さんがいました!
さて、スーパーで買ってきた食材で夕食が完成です。
・マグロのブツ
・ポテトサラダ
・きゅうりの浅漬(自宅で仕込んでいおいた)
・牛肩ロースステーキ 塩コショウで味付け
・シシトウいため(知人から貰ったものを持ってきた)
キムチ、舞茸の味噌汁、ご飯は宿で出してもらったもの。
実は割り箸を忘れてきて焦ったのですが、ちゃんとごはんセットについてました。
おひつのご飯は、5人前くらいあってビビりました。
お部屋の様子はこんな感じです。
タオルと歯磨きはあります。お茶のセットとお茶うけに煎餅が用意されていました。
共同調理場
大勢で使えるように、流しは2つ。コンロは3つもありました。コンロの反対側に皿小鉢などが食器棚にたくさん。
宿の建物は、何しろ冬の雪が半端ないので、だいぶ傷んでいます。
昔スキーにもよく来ましたけど、吹雪くと全く視界が効かず、遭難必至です。
調理場の勝手口の外から、旅館の裏手を見ると…
羽目板がところどころ外れています。
宿の周辺を散歩します。(前後してますが、到着した午後です)
裏手の山へ向かうところに「遊歩道」がありますが、その入口はチェーンで塞がれていて、こんな看板があります。
『くまの出没があるので、遊歩道には立ち入らないでください』
ビビります!何しろこの春からくまに襲われたというニュースが連日報道されてましたからね。
宿より下手に移動します。
今度は、草むらの藪に看板があります。
『くまは草むらに隠れて様子をうかがっていることがあります。草むらから離れて歩いてください』
写真撮影は適当にして、素早く宿に帰ります。
今回の旅は、もちろん「日本ボロ宿紀行」を実際に体験するのが一番の目的ですが。
もう一つは、まだ操作に不慣れなカメラ「Lumix」の練習も兼ねています。
職場でアマチュア写真展の開催が予定されていて、職員の有志も出品するので、よさそうなものをプリントしたのですが、カメラはフォーサーズの1眼で性能はそこそこのはずなのに、出来栄えはイマイチ。
特に、Aモード(絞り優先モード)をいろいろ試してみようと考えました。
ところが、被写体に寄って絞り込んで撮ろうとすると、フォーカスがずれてしまいます。
OLIMPUSの望遠レンズをつけて接写を試みます。
やはり、ピントが思うように行きません。
思い切って、フォーカスをマニュアルモードにしてみました。
モニターに光が反射して、ピント調節がうまくいっているのかどうか、イマイチ自信がありません。こんなところは、ファインダーの方がピントは合わせやすいようです。
でも、オートフォーカスよりは自分で狙ったところにピントが合うようです。
以下が、望遠レンズ・Aモード・マニュアルフォーカスで撮った写真です。
アキアカネ(赤とんぼ)だと思います。避暑のため、高原で暮らしています。
ホタルブクロに似ていますが、花弁に厚みがあって、花も密集しています。
画像検索で見つけました。
「ジキタリス」でした!
強心剤の原料ですね。毒性が強いので、昔の推理小説にも時々登場しました。
背景は、もうとことんボケています。
今度は、絞りの段階を変えて試してみようと思います。