ヘビーユーザーの間でここのところ話題沸騰のWindows11の大型アップデート。
いわゆる24H2というものですね。
このアップデートに関しては、一部の機種やPC環境でさまざまなトラブルが生じているようです。
時系列で並べると…
(1)2024年10月2日 「やじうまの社」ニュース
「Intel Smart Sound Technology」(Intel SST)ドライバーとの互換性でブルースクリーン現象が起きることがある。
この他不具合発生予想と判断されるとセーフガード機能が働き、一部のアップデートが適用されないようになる。
(2)2024年10月9日 Gadget Hackニュース
Windows 11 24H2で深刻なインターネット接続障害が発生
これらの報告を受けて、「パソコン修理屋の豆知識」のうえもっちゃんも警告動画をアップしています。うえもっちゃんの動画を見て分かったのですが、どうやら24H2のアップデートでトラブルに見舞われている人たちは、公式サイトからアップデート用ISOをダウンロードして自分で修正を組み込むことで失敗してしまうらしいです。
つまり、Windows11を普通に使っている場合は、ほぼ大丈夫らしいです。
Windows95の時代には、適合するドライバーがなかなか見つからなかったり、インストールしたアプリがうまく動かなかったりするのは当たり前でした。まだ、業務用というより、趣味のものといった感じだったですね。
でも、今では業務用が主。インターネットを通じてIoT(Internet of Things)でさまざまなシステムが動かされています。
それなのにアップデート公開後にいろいろな不具合が発見される状況は怖い。それだけWindowsそのものが肥大化し複雑化して、多機能化へどんどんとめどもなく開発が進んでいるのでしょう。
いまやインフラといってもいいWindows。その安全性についてはもっとチェックが必要なのではないでしょうか?
福岡県のコンピュータ・ラボの記事に、次のようなものを発見しました。
「今、中古パソコンを購入してはいけない理由:価格暴落に潜む落とし穴」
2023年11月4日付け
一部紹介
中古パソコンの価格が暴落している理由は明らかです。
それは、現在市場に流通している多くの中古パソコンがWindows 11には正式に対応していないためです。中古市場の在庫状況を見ると、体感で8割が「Windows 11に対応していない古いパソコン」で、残りの2割が「Windows 11に対応している新しめのパソコン」といった感じの割合になっていると思います。
最近、うえもっちゃんの動画でかまびすしい議論がまきおこった「整備済み中古パソコン販売」をすでに1年前に注意喚起した記事です。
今後もMicrosoftの開発は止まらないと思うので、Windowsは11からさらに12、13へバージョンアップが続くでしょう。そのたびにPCのシステム要件も最新が求められれば、廃棄されるPCはどんどん増えていくはずです。
そろそろ安全な基幹としてのWindowsはセキュリティ重視で無理せずブラッシュアップに抑えておく方がいいんじゃないでしょうか。
1ユーザーが言っていても変わらないとは思うのですが、OSの不安定はPCを使う人の不安につながり、パーソナルコンピュータの時代が終わってしまうのではないかと思うのです。